あれだけ愛情を全面剥き出しに注いでいるのに、受け取る側はいつでも跳ね返している
いつになったら、この愛は受け取って貰えるのだろうか
それは当分先の話のようだ
…多分、報われないかもしれない
注いだ愛情の10分の1も受け取って貰えない
要は我が兄ながら、少し憐れに思えてきた
まだ床に伏せている一は美亜に向かって親指を立て
「み、美亜…腕を上げたな」
訳の分からない事を言っている
「でしょ!!」
それに答えるように美亜も親指をグッと立てた
美亜が奇怪人間なのは、こいつの影響かもしれない
いや、正しくこいつの所為だろう
2人のやり取りを見て1人で納得していた要であった
いつになったら、この愛は受け取って貰えるのだろうか
それは当分先の話のようだ
…多分、報われないかもしれない
注いだ愛情の10分の1も受け取って貰えない
要は我が兄ながら、少し憐れに思えてきた
まだ床に伏せている一は美亜に向かって親指を立て
「み、美亜…腕を上げたな」
訳の分からない事を言っている
「でしょ!!」
それに答えるように美亜も親指をグッと立てた
美亜が奇怪人間なのは、こいつの影響かもしれない
いや、正しくこいつの所為だろう
2人のやり取りを見て1人で納得していた要であった


