「うざい」 「いやぁ~んひっどぉい♪うざいだなんてぇ~」 … 「あなたは誰ですか?」 猫みたいにくねくねしてる人はキッとあたしを睨んだ 猫が虎になった 「こいつだよ。楓って」 えぇぇぇ!!この人が!? あたしは固まった 「なによ。あたしの事知ってんの?」 「…はい。楓さんの事はご主人様からお話を伺っています」 スラスラ嘘をしゃべった うふふと笑って翔の腕を組む楓さん 翔は露骨に嫌な顔をしている モヤモヤ…なんかすっごい気分悪くなった 翔も大変なんだな… あたしは静かに部屋を出た