俺様ご主人様





「ち、ちょちょちょちょっと!!?な、何ですか!?」


「てめ…離れろ!!」



翔がおじさんとあたしを引き離す


翔に後ろから抱きしめられる


「はいはい・・・相変わらずだねぇ。翔ちゃん♪」


「翔ちゃん言うな!!何しに来たんだよ!!」


「何言ってんの?翔ちゃんから呼んだんじゃん?で、話って何?」


全く話の掴めないあたしを置いて2人は何か言い合っている


「翔っ・・・この人誰ぇ?」


翔の腕を掴む


「あぁ・・・オヤジ。こいつ。」


「・・・・・・えぇぇぇッ!!?
お、おおおおお父様!!?」


「ははは!!元気のある女の子だ!!」



こ、この呑気に笑ってる人が翔のお父様!?


開いた口が塞がらないとはこの事だ。


「あ、ああああの!!わ、わわわ私!!」


か、かみかみだぁぁッ!!


すっかりテンパってるあたし


「こいつ、華南。俺の女。愛美とは別れた。
話はこれだけ。じゃ、またロンドン戻んだろ?」