「おっ!来た来た、瑞希帰ろっか!」
「あーい」
「おしっ!んじゃ、帰りますか」
そして、今日は優は用事があるらしくって、どこにも寄らず家に帰える事になった。
はぁー 優と服とか見に行きたかったのにな…
「じゃあ、瑞希 智也くん、またね」
いつも、途中の道で優と別れて、智也と家まで帰っている。
まぁ、智也は私の家の隣に住んでるから、当然かな?
「うん、またね」
「またなー」
「ねぇ、通知票どぅだった?」
「ん?通知票?」
「そぅ、通知票」
私がそぅ言うと、智也は自信ありげな顔で、
「聞いて驚くなよ…
体育が5で、それ以外はオール3 だ!」
「…」
「…何か言ってくれよ…」
「と」
「と?」
「智也に数学負けたー!!」

