えっ??
イキナリ先生がそんなことを言うからあたしの顔は、すごく驚いた顔をしていたと思う。
彼女・・・いないんだ??
本当に、いないんだ・・・
あたしの心のどこかではほっとしている自分が居ることも確かで。
先生に気があることも惹かれていた事も確かで、
毎日毎日、話せるのもすごく楽しみにしていたのも確かで、
先生の事誰よりも知りたかったのも確かだった。
あたしはもうまぎれもなく先生に【恋】をしていた。
『あの・・・それは何であたしに・・・?』
「昨日の質問の答え・・・かな」
先生はいつもの声でそう言う。
『ああ・・・そうか!・・・ですよね・・・』
あたしは明らかに変だ。
「でも、他の奴には言うなよ。付き合ってとか言われるの面倒だからさ」
先生は笑いながらそう言う。

