*♥先生の彼女♥*【完】

『あの・・・澤本先生?』


あたしは恐る恐る先生を呼ぶ。



「ん?何だ?」



先生は昨日同様パソコンをしながらあたしに言う。



『あの・・・昨日の事、怒ってますか?』



あたしはそう聞くと先生の手が止まり、先生はあたしに顔を向ける。




「怒ってないよ、昨日は不愉快にさせて悪かった」



先生は申し訳なさそうに言う。





『そうですか、なら良かった・・・』



あたしがそう言った後すぐ先生の方も言い出した。



「あのさ、小田・・・俺、彼女いないんだ」




先生は優しくも悲しげな声でそう言った。