*♥先生の彼女♥*【完】


「その前にいつも俺の手伝いやってくれてるからお礼にこれ・・・」



先生はあたしに白いコンビニの袋に入った何かを渡した。




あたしは先生からそれを受け取ると中身を確認した。



トッポ、コアラのマーチ、パイの実、果汁グミ、小袋バージョンのポテチにメントス・・・

その他にも小さな駄菓子がいくつか底の方に入っていた。


こんなにもらっても食べきれないよ。


『あの、こんなに沢山はもらえないです・・・』




あたしは申し訳なさそうにそう言った。




「いいって!いいって!遠慮すんなよ?あ、もしかしてお菓子、嫌い?」




そう言って深刻そうな顔をする先生。



『・・・いえ、嫌いじゃないです』


あたしは慌てて答える。


「そっか、んじゃ受け取って!」



先生はニカッと笑う。




『あ、ありがとうございます』




その笑顔に負けたあたしはコクっと1回頭を下げた。