*♥先生の彼女♥*【完】

あたしはせっせと頼まれた仕事をする。




「なぁ、小田、お前はバイトとかしないのか?」



沈黙の空気を破ったのは
先生だった。



『はい、あたしの家は両親が共働きなので


学校から帰ったら家事をするので


バイトする時間がないです』


あたしはそう答える。



「そっかー。家事かぁー、偉いな!!料理とか得意?」



先生は、パソコンを見ながら言う。



『そんなことないです。うーんわりと得意かな?』



「そーかー、すごいな、何の料理を作るのが得意?」





先生はもっと深い質問をしてきた。



『うーん、そうだなー・・・肉じゃが・・・かな?』




あたしは料理の中で唯一作れる【肉じゃが】を言った。










「肉じゃが?!俺の大好物だ!!」



先生はパソコンから目を離しあたしに笑顔を向けてそう言う。



『そうなんですか?!意外です』



「うん!小せぇ頃から俺肉じゃが大好きでさー」



『小さい頃から??』


「うん、じゃー今度作ってよ」