*♥先生の彼女♥*【完】


しばらくすると教室の奥の方から先生が出てきて、コーヒーとそれに合うお菓子を持って来てくれた。


「はい、どーぞっ!!」

あたしの前に差し出されたコーヒー。

コーヒーのカップの受け皿には、ミルクとシュガースティックが2本置かれていた。
あと、小さな可愛らしい
スプーンも添えられていた。


気が利くじゃん…

あたしはミルクとシュガー2本を入れてスプーンでかき混ぜた。


そしてあたしはコーヒーを一口すする。


『…おいしい』

「だろ??高いコーヒーだからな」

先生はニッと口元を緩ませた。


「あ、テスト貸して」


あたしは、先生に採点し終えた小テストを渡す。

『はいっ』


「おう!サンキュー」

『あと、赤ペンも…』

あ…

一瞬だけ手と手が触れ合った。


ただそれだけだったのに先生の熱を指に感じて、ドキドキした。



えっ??


何、今のドキドキ??