*♥先生の彼女♥*【完】



今日も、昨日みたいに澤本先生の手伝いをしながら先生と話ができる事を楽しみにしていたらなぜかもう帰りのHRになったいた。



「優姫、ハイっ!」


『あ、ありがとう』


あたしは、前から回ってきた紙を受け取り1枚取って菜々に回す。


その紙に目を通す。


すると、教卓の前に立っていた澤本先生が話し始めた。


「今、配った紙は毎年やってる進路希望調査書だ!書き方はもう分かるな?3度目だしな。提出日は、1週間後の今日までな~!」



「ねぇねぇ優姫!進路決めた?」

後ろの席から菜々が、コソコソ話し掛けてくる。


『まだ決めてない・・・かな』


「まーじで??やばくない?もうそろそろAO始まるじゃん?」

菜々は、目を見開いてビックリしている。


それもそうだよね。


だって、もう高校3年生だし、今の時期進路決まってないなんてあたしの将来ヤバイよね・・・。


あたしの成績じゃ、一般入試は落ちるだろうし、そうなったら推薦か・・・


いやいや、推薦なんて取れる訳がないんだよね・・・。


となったら、AO入試しかないよね・・・。


AO入試はどこも早い時期から定員を募集して12月頃にはもうほとんどが終わるし・・・。


それまでに決めれるかな・・・


自分のやりたい事。