*♥先生の彼女♥*【完】



「ごめん、澤モン俺バイトある・・・」




と上田に続いてほとんどの人がバイトや用事で無理だと断った。



『あたし、バイトとかやっていないので、やります』




あたしは、先生に届くくらいの声で叫んだ。



たった15日だし家も近いし・・・



「えっ?優姫まじ?」



菜々はビックリした顔であたしにそう聞く。



『うん!!家帰ってもどうせやることないからさ』



なんてあたしは笑顔で答える。



「そっか、小田が手伝ってくれるのか、さんきゅー」



先生はお得意の白い歯をキラッと輝かせて笑った。



その仕草にドキっとしてしまう。



「あ!今日から頼んでいいか?」



先生はあたしにそう聞く。



『はい』



あたしは力強く首を縦に一度コクッと下ろす。