*♥先生の彼女♥*【完】


『いいって!!解ってたし』


「何を?・・・解ってたの?」


『えっ?いずれ別れる事・・・』



「あの・・・優姫の元彼氏さん?」

そこに口を挟んできたのはうちのお母さんだった。


「あ、いえ・・・初めまして。僕は、優姫さんの元彼氏の弟の澤本舞飛です」


そう丁寧に?挨拶した。


えっ?


ちょっと待って。


元彼の弟って・・・


やっぱり舞飛は・・・


澤本先生の弟。



頭の中で何かが崩れ去るような音が聞こえた。


ハメられてた・・・


固まったあたしの隣でお母さんと舞飛は何かを話していた。


「そうなの?」


「はい、12月2日の日に連絡がありまして・・・毎日兄に付き添ってました」


「優姫・・・?ゆ・・き??」


お母さんがあたしを呼ぶ声で我に返ったあたし。


何の話をしていたんだろう?