*♥先生の彼女♥*【完】




あたしは、朝食を食べ終えて部屋に戻りバッグを持つ。


「準備できた?」


そう言って部屋を覗くお母さん。


『うん!OK』



「じゃー行くよ」


その言葉であたしは家を出てお母さんの車に乗り込んだ。



お母さんも運転席に乗る。


「ねぇ優姫あの子お友達?」


あたしは、車の中からガラスごしにお母さんが指差す方を見る。


・・・!!


そこに居たのは、舞飛だった。


今更何の用だろう??


『お母さんちょっと待ってて』


それだけ言うとあたしは車から降りて舞飛の所まで歩いた。


『舞飛?』


「優姫・・・良かったメール見たんだ?」


『メール?ケータイ電源切ったままだよ』


「そうか・・・あの日はごめんな?」


そう言うと舞飛は深々と頭を下げた。