うるさい教室が一瞬にして、静まり返る。 席を立っていた生徒は自分の席に着く。 俺は、教室の中に入り教卓の前に立つ。 『はい、授業始めます・・・』 何事もなかったかのように静かに言う。 俺は、優姫の席を見る。 今日はそこに優姫が座っている。 顔をリンゴのように赤くし、潤んだ優しい瞳は間違いなく俺を見ている。 一瞬俺は優姫と目が合うが、優姫はすぐに下を向いてしまった。 「澤モン??どしたの?ぼーっとして!」 お決まりに上田が俺に絡む。