「澤本先生~!!」 『…はい?』 俺の所に校長が走って駆けつける。 「ふぅ~ふぅ~」 校長は全速力で走って来たのか、荒い息を漏らす。 足りなくなってカバーしているつもりであろうその髪は、ずれてハゲてるのが丸分かり。 その光景を見ているのは正直ツライ。 俺も将来こうなってしまうのかと髪があるありがたみを思い知らされる。 「澤本君、今日、君のクラスの小田優姫の退学届けを受理しました」 『はぁ?』 とっさに出てしまった喧嘩を売るような口調。