あたしは、その場で足を止め 静かに口を開いてこう言った。 『あのね、実は・・・あたし今、妊娠してるの』 「え??」 菜々はこれでもかってくらい目を大きく見開いた。 そして数秒口が開いたままだった。 それはまるでさっきのあたしみたいだったと思う。 「何~?優姫までからかっちゃって~ひっかからないんだからね~」 菜々はそう言って歩き出す。 まるきりあたしの話を本気にしていない様子。 『菜々!!』 あたしは、菜々の腕を掴む。