『あっ、あのね』 「あのさー優姫」 あたしと菜々の声がかぶった。 『ん?何??』 「あーごめん。優姫先言う?」 『ううん。菜々先いいよ』 あたしは菜々に譲る。 「優姫!これ、ビックニュースだよ!!澤本先生結婚するんだって!」 バタンっ── あたしが持っていたスクバは地面に落ちた。 「ち、ちょっと!!そんな驚かなくても・・・」