あたしは、席から立ち上がり自分の部屋をめがけて歩く。 しかし、お母さんが前に回りあたしを引き止める。 「相手の人に産めとでも言われてるの?」 『そうじゃないよ』 「優姫、お願いだから高校だけは卒業してちょうだい」 お母さんはあたしの手首を掴みそう言う。 必死さが痛いくらい手の強さから伝わる。 『分かってるよ・・・わ・・・かって・・・る・・・けど・・・す・・・好きな・・・人・・・の・・・子・・・』 あたしは、精一杯強がってた。 でも心は耐えられなくなり いつしか自然に涙が頬を伝う。