「顔を上げなさい」 お母さんの優しい声が聞こえた。 あたしはその声に少しずつ顔を上げる。 「優姫、これからどうするの?」 お母さんの真剣な眼差し。 『まだ・・・分から・・・ない』 あたしは震えるその声で答える。 「優姫はまだ高校生なのよ?お母さんの言っている意味が分かる?」 コクっと1回だけ首を縦に振る。 「相手は同じ高校生なんでしょう?」 『・・・ちっ違う』 「いくつの人なの?」 『・・・23』 あたしは今にも消えそうなか弱い声でそう言った。