「優姫!」 あたしが桜大橋についた頃には瞬はもう待っていた。 『瞬?!会うの初めてだよねー』 「そうだなぁ!!優姫、何かあったのか?」 瞬はあたしに気を使って側に来て優しくそう言った。 『えっ?あー・・・うん、色々ね?』 あたしは軽くそう言う。 「そっかー俺聞いてやるから。ウチ来なよ?」 『・・・うんっ』 あたしはコクッと頭を下げる。 「行こう!」 この言葉と共に歩き出す瞬。 その後を追うようについて歩くあたし。