*♥先生の彼女♥*【完】



『そうですか…ありがとうございます』


そう言うと一瞬先生と目が合いあたしから目をそらした。



「優姫、泣いてたのか??目ぇ赤いぞ?」



先生はあたしが泣いてたことに気付いたらしく優しくそう言う。




そして、あたしの側まで近寄って、あたしの顔をのぞきこむ。


あたしは急いで顔を見られないように隠す。



『だっ、大丈夫です…。あの…』




あたしはさらに目線を落とす。

先生はあたしを後ろから抱きしめた。



「ん?何だ?」


『あの…あたし、せっ先生とわ…れ…い…グスン…』



最期まで言う前にあたしに瞳からは涙が流れた。








でも、先生は気付いてくれるでしょ?

これがあたしの本心じゃないこと。



「ん?何だって??何で泣いてんだよ?」