「はい、まだ作ってないんですか?」 優姫は心配そうに言う。 『あぁ、もう型とれたから、はいっ』 俺はこっそりクマのキーホルダーの付いた家の鍵を渡す。 「ありがとう」 優姫はニコニコした。 『じゃーまたな?』 俺はそう言って優姫の側を離れる。