授業中はずっとそうだ。 授業が終わると 優姫が俺のトコに来た。 「澤本先生」 『なんですか?小田さん』 ニコっとして俺は優姫に言う。 「あの…テスト終わったからまた先生の家に行きたいんだけど…」 優姫はこそこそ回りに聞こえないように言う。 『あぁ、鍵?』 俺は鍵をまだ返していない事に気付く。