「今日はありがとう」 帰り際に芽衣は言う。 『こちらこそ。じゃーバイバイ』 俺はそう言って帰ろうとする。 「翔・・・待って!」 芽衣は俺の上着をつかむ。 『何?!まだ何かあんの?』 「えっと・・・アド教えてくれない?また・・・」 芽衣は恥ずかしそうにボソボソ言う。 『あ゛?いいよ、赤外線にして』 そう言って俺と芽衣はアドレスを交換した。