*♥先生の彼女♥*【完】




その時だった。


丁度良くあたしの目に入ってきたんだ。


1枚の幸せそうな写真。


あたしは目を疑った。



『・・・誰?』


無意識のうちの声になっていた。


「・・・は?」


先生が一言だけ発する。



そして、しばらくして先生の目にも映ったのだろう・・・


「写真?」


そう呟く。


『・・・うん』


「元カノ・・・」



先生は隠さず答える。



『どうして?何で飾ってあるの??』


あたしは、その写真から目を離し一点だけを見つめたまま言う。