先生から解放されたあたしは、こんなことを口走っていた。
『先生は・・・幸せ?』
「幸せ」
迷いなく答える先生の瞳は強くあたしだけを見つめた。
その瞳が鋭く目が合うと恥ずかしくそらしてしまった。
「何で?」
『心配だから。いつか誰かに取られちゃうんじゃないかって』
「心配すんな!俺はどこにも行かねぇから」
『約束、だよ?』
「おう、優姫も他の男に目移りすんじゃねぇぞ?」
『そんな事あるわけないよ』
「絶対?」
『絶対。先生も心配なんだ?』
「バカ!!んなわけねぇ・・・だろ??」
強がっている先生。
顔が赤くなっているよ?
すごくかわいい。
本当大好き。
あたしは先生のほうに顔を寄せてもたれかかった。

