*♥先生の彼女♥*【完】


先生から解放されたあたしは、こんなことを口走っていた。



『先生は・・・幸せ?』



「幸せ」


迷いなく答える先生の瞳は強くあたしだけを見つめた。


その瞳が鋭く目が合うと恥ずかしくそらしてしまった。



「何で?」


『心配だから。いつか誰かに取られちゃうんじゃないかって』


「心配すんな!俺はどこにも行かねぇから」


『約束、だよ?』


「おう、優姫も他の男に目移りすんじゃねぇぞ?」


『そんな事あるわけないよ』


「絶対?」



『絶対。先生も心配なんだ?』



「バカ!!んなわけねぇ・・・だろ??」


強がっている先生。


顔が赤くなっているよ?


すごくかわいい。



本当大好き。



あたしは先生のほうに顔を寄せてもたれかかった。