明日はきっと、満開だ。 お花見会だから、綺麗な桜を見たいもん。 そこでふと思い出す。 あの裏庭のこと。 生徒会のメンバーが集まるんじゃないのかな。 「…よし!」 少しでも、役に立つことがあるなら。 生徒会に入ってしまった以上、生徒会の為に働きたい。 そう思うのは、当たり前。 長い長い桜並木の下を私は駆け出した。