そのままスタスタと廊下を進み続け、1つ角を曲がったところで、 ――――“ペタンっ” 固まっていた力が一気に抜け、その場に座り込んでしまった。 「……はぁ…」 こ、怖かった…!!! 泣きたかった…!!! 鬼とか、会長本人に言っちゃってるよ私。 明日から… いや、もうすでに、私の高校生活は大きく動き出していた。