そして二つの影が、 重なった。 「…っ遅いじゃない…」 それでも、 私は貴方の為なら 永遠に待っている。 「悪い…でも、約束。覚えてるだろうな?」 「…もちろん、っ会いたかった。」 優しく笑って 私を抱きしめる貴方と 一生共に生きていく。 「…愛してる。」 例えそれが、 泡沫のように どんなに儚い契りでも。 ――貴方となら、何処までも。 <<泡沫の契り>>