“…大丈夫だから” “俺がいるから” …恥ずかしいセリフ言ったなー… って今さら言っても遅い。 俺は朝奈と寮に向かっていた。 「ハル…裏口から…」 「お!そうだな」 朝奈は俺の浴衣の袖をギュっと握っている。 「…裏口どこ?」 「右の道入って…」 朝奈の言う通りに細い道を入っていくと寮の庭に着いた。