視界がどんどん悪くなっていく。 「雅紀ぃ…行っちゃヤダよぉ…!!雅…きぃっ」 私は泣き崩れた。 家から走って着くわけない空港にサンダルで行こうとしてた。 「ばかぁ…」 お金も持ってなぃ。 私はそれくらい必死だったんだなって思った。 天気のいい今日。 空を見ると飛行機が飛んでいた。