『もしもし?』 『俺だけど』 電話越しに聞く竹田の声は少し低くてより大人だなと感じさせられた。 『先生!』 『手紙読んだ。ありがとう』 もしかしてあの告白見てくれたのかな。 『うん。』 『りん?それじゃあまたな。またなんかあったらいつでもかけてこい!』 …あら? 先生見てないのかな。 『…うん。ばいばい』 竹田に会えなくなるけど りんって皆の前で呼んでくれないけど 放課にからかって遊べなくなるけど 私は…