「なんですか?」 「何でも言うこと聞くから見逃して?」 「萌乃!!何言ってるの?」 「波人は…波人は全校に言いたくないらしいから…波人の気持ち…大切にしたいから…」 「萌乃…」 「何でも言うこと聞くんですね?」 「えぇ」 「お友達は教室から出てって下さい。後は萌乃さんとの事ですので」 「…萌乃、気をつけて帰ってきてね?」 「うん」 あたしが返事をすると紗奈は教室を出ていった 「萌乃ちゃん…言うこと聞いてね?」 副部長さんは不気味な笑みをこぼした 「…何ですか?…言って下さい」