最強姫と炎の王子

国王は少し前に出て話し始めた。



「本日は娘の誕生祭に集まっていただきありがとうございます。


15歳になり、きれいになって心配でベールさせました。」



この発言に皆は笑顔を見せた。



「主役をおいて話すのはここまでとしよう。


ここからは娘に話してもらおうかね。」



国王は振り返りシルフィー姫を呼び隣に立たせた。



顔はベールで隠され伺い知れない。



姫は淡いピンクのドレスに身を包み国王と何かを話していた。



話し終わると国王は後ろに下がった。



「本日はありがとうございます。


皆に祝ってもらえること嬉しく思います。


今日は広場に催し物もあるので楽しんでいって下さい。」



広場に集まった人々から声援が沸くと姫は手を振り答えた。



その姿は華やかで人々は思わずため息をもらした。