最強姫と炎の王子

シルフィーは数日怠っていた業務を


こなしていた。


業務とは、シルフィーの部下にあたる


者たちの報告書に目を通して審査する。


ごくまれに怠けてうその報告書を


提出する者もいて、シルフィーは


頭を悩ませていた。


『今回もあやしい報告書があるのですか?』



レイが声をかけたくなるような顔をした


シルフィーが書類を見ていたからだ。


「ん~・・・。


ちょっとね。嘘というか、事が

大きく書いてあるって感じ?」


シルフィーはその報告書と数枚の紙を


持って、席を立った。


「レイ、ちょっと出かけるよ?」


『承知しました。』


シルフィーとレイは街に出ることにした。