約30分もの間討論を繰り広げたカインは


疲れたのかイスにもたれかかるように


すぐに座った。


そこに紅茶が出された。


クスリスが用意してくれたようだ。


『あぁ、ありがとう。

なんか疲れた・・・。』


本当はカインは守護者なのででしゃばらず


世話役に徹するのが普通だ。


そういう点でカインは他の守護者とは


違うらしい。


「今度はフレイスさんね~。」


リリーは荒れたテーブルの上を簡単に


片づけて笑顔で振り返った。


「あぁ、俺はそこの布がいい。

全体的に色は同じ感じで。」


フレイスは簡潔に好みを言った。