「な、なにもない!!!」

「はぁ?!
 何言ってんだよ。
 そんなわけ・・・。」



だだだッ

ソファーでくつろいでいた

亮喜が

駆けつけてくる。

もう!

食べることになると

動きが早いんだから!



「ほら、ほら。
 何もないでしょ!」

「マジじゃん・・・。
 しょうがねぇな。
 レトルト食う?!」

「あるんだったら
 言ってよ!!!
 亮喜のバカ!!!」

「まあ
 そんな怒んなよ。
 そんなことより
 バカはねぇだろ。」



たしかにそれは

言いすぎたかな・・・。

結果的に作らずに

済んだし。

しかも

今、謝らないと

後でどんなされるか!



「亮喜・・・。
 ごめんね?!
 少し、言いすぎちゃったよね?!」