彼氏GIRL

「もし1位になったら豪華な店で打ち上げするからな!!」


この言葉に誰もが目を輝かせた


はぁー


あたしは溜息しか出なかった


あとの授業はずっと看板作りなどの時間だった


勉強よりは断然いいけど作るのももう飽きてきた


でもあと10分くらいでチャイムがなるからそしたら下校だ


昼休みはみんなで作戦を立てながら一緒に食べた


みんな優をどう使うか考えてて本人は少し怯えてた(笑)


「なっちゃん!これ手伝ってもいい?」


「あぁいいよ!」


あたしがやってるのはメイドやホストの写真を飾る枠を作っている


ベスト3までは豪華にしなきゃいけないらしく地味に大変だったので優がきてくれて助かった


「なっちゃんって本当にスーツとか似合うよね!」


「全然!メイド服の優可愛すぎ!あれはやばいね!!」


あたしが思い出していると優はほっぺたを膨らまして怒っている


その行動が可愛いんだって


本人は無自覚だから余計困る