「…あ、ありがと…っ」
ずっとお母さんに恐縮して苦笑いしてた結斗が口をあける
「いや、悪かったのは俺だし…」
「ううん。お母さんの言った通り、暴走した私が悪いよ」
てか、結斗が悪いとこ一つもないでしょ
私が勝手に暴走して、怒って、結斗に迎えに来てもらって
心配してくれた結斗に悪いことしたな
「違う。真琴は悪くない。俺が曖昧なことばかりしてきたから…」
「あらーっ!若いっていいわねぇ!」
お母さん黙ってて!
私はお母さんをキッと睨み自分の部屋に結斗を引っ張りながら向かった
結斗もお母さんの前じゃ、言いたいことも言えないだろうし…
二重人格は大変だねぇ

