「…手震えてる」 誰のせいで震えてるのかわかってんの? キッと睨み結斗を見る 「気のせいじゃない?」 「はっ」 結斗は軽く嘲笑うように笑うとゆっくり手が放れる …あ 「じゃ、じゃあね!ありがとう!」 バタバタと車を降りる 「あぁ。」 ………。 「な、何?」 「あ、あぁ!」 私の制服の裾を掴んでいた手をパッと放す 「…え?」 何だ? 結斗は片手で手を押さえてるけど…何か顔が赤い