「あんまり苛めないでくれよ」


「気が向いたら」


「嫌われたらお前も困るだろ。」


「どうだかな」



もう二人の会話はそっちのけで、私はプリントをせっせっとやっていた


どうせ、聞いたところで結斗は私の悪口しか言わないし。



「じゃあ、真琴!頑張るんだぞ」


「へいへい」


話が終わったのか、お兄ちゃんは部屋を出ていった