「何だよ?」


「もういい!」



結斗と話すだけ無駄だ。
こんな問題チャッチャと終わらせて早いとこ帰ってもらおう


意気込んで鉛筆をきつく持つ



がちゃ


「よ!ちゃんと勉強進んでるか?」


「お兄ちゃん…」


能天気に入って来たのは、お母さんに結斗を紹介した私の兄だ。


初めて紹介された時は普通に喜びましたとも。


凄くかっこいい人に勉強見てもらえるーって、キャーキャー言ってた気がする


今じゃ、拒否反応を起こすほど嫌だけど。


「ははっ。しごきがいがあるよ。」