夏休みも半分くらいすぎた。 「あっち~…。」 俺は、Tシャツの襟首をつまんでパタパタと空気を送った。 俺の肌はもうチョコレート色。 「巧お疲れさま~。」 「おーっす。お疲れ。」 マネージャーの由里香も、日焼け止めを頑張っているみたいだけど…やっぱり焼けている。 「巧、rest10分ね。 ちょっと綾人のところに行ってくるけどすぐ戻る。」 「了解っ。」