─────…‥ その日、俺は部活が終わった後に中学へ行った。卒業してから初めて、中島先生に会う。 「あら?田中くん?」 最初に俺に気付いてくれたのは、ちょうど帰るところらしき保健室の松田先生。 「お久しぶりです。」 「ひさしぶり。もう、立派な高校生ねぇ。背も伸びたみたいだし。」 「そうっすか?」 「自分じゃわからないものよ。…あぁ、私より中島先生よね。呼んできてあげるわ。」