美しかった。


嬉しそうに
桜の下で微笑む

陽一君の
最高の笑顔。



僕だけの
笑顔。



何よりも
失いたくなった。




けど、

失ってしまった。




僕の記憶で
輝き続ける
陽一君の笑顔は

今では
思い出すだびに
僕の心を
癒し、

そして
切り刻む。