僕に

本当に100年生きるのかな?
と聞いた

陽一君は、


16で
死んでしまった。



僕は
陽一君が望むなら
100年生きても
いいと思った。

陽一君が一緒なら、
100年も短いとすら
思った。


毎日、毎日、

今日は
どんな話を
聞けるんだろう。


今日は
どんな顔で
帰ってくるだろう。


そう思いながら
毎日過ごせば、

100年なんて
あっという間だと
思ってた。



実際、

陽一君と
出会ってからの
四年間は

あっと言う間に
過ぎていた。



ねぇ。
陽一君。