もう一度好きと言って





どのくらい時間がたったのだろう



投球練習を終え、別の練習にうつろうと準備をし始めた



『あ!』



佐野くんと目があってしまった



『どうしよどうしよ…
目を反らしたら失礼だし…
だからって手を振ったら引かれちゃうかもだし…』



ない頭をフル活動させ考えていると、佐野くんから手を降ってくれたのだ



手を振り返してみると、無邪気な可愛らしい笑顔でさらに大きく手を降ってくれた



嬉しさのあまり、伝わらないかなと思いつつも『がんばって』と口パクしてみた



爽やかにガッツポーズを決め走っていく佐野くん



『やばーいっ
投げてる姿もかっこいいけど笑顔も爽やかでかっこいー』