「ええ、凄くない?
私、天才的!!」
霊感少女は、自慢気に言った


「バカでしょ
貴方はここで正体をだしても
貴方達はこれから死ぬのよ?
皆食べられてね」


そうゆうと、俺に向かって菫子さんは、微笑んだ


「おいっ、これから、どうすればいいんだよ?」

「う~ん
とりあえず、玄関のドアを、開けるんだ!!」


簡単に、そう答えた


「おいっ!!
そんな事したら
二人とも、死ぬぞ!!
それくらい、俺でも分かるぞ」

「バカッ
死にたくなかったら
言うこと、聞きなさいよ」


霊感少女は怒鳴りながら
無理やり、玄関に連れて行かれた




「いい?
開けるから
その瞬間に二階から屋根の上に行くのよ」


「それで、助かるのなら」



ハハハハハァフフフフフフゥ
菫子さんは、凄く不気味な声で笑っていた
その声は家中に聞こえていた


「いくわよ?」


『せ~~の』


【ガチャン】

開けた瞬間、ドアから村人の恐ろしい顔が見えた


俺達は、背一杯走った