――――今思えば、これを聞かなければ・・・俺の人生は変わらなかったのかもしれない。 「でなっ!!明日、この学校にも警察が聞きに来るらしいぜ!!」 それを聞くと、クラス中は歓声で包まれた。 「うっしゃぁ!!明日の授業ってつぶれるかっ!?」 「ラッキー♪明日の古典、中山に当てられるんだったんだ!!」 そんな歓声の中、急いで俺は教室から抜け出す。 ここにいつまでもいたら、耳の鼓膜が破れてしまうだろう。