桜の所まで行くと、大勢の人が居て・・・

すぐに、その人達は誰なのかが分かった。








「・・・警察・・・・・・??」







たしかに、今木は警察も絡んでいるとは言っていたし、昨日だって警察官は居たけど・・・

比べ物にならないほどの人数だった。










「・・・君が、金森駿くんかね?」









そのなかで、長い茶色のコートをはおった、中年のおじさんがこちらに近づいてくる。

その様子には、みょうな迫力があって・・・後ろに逃げたかったけど背中を押している茜さんが居て、そのおじさんを俺は面と面を向かい合うしかなかった。